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アメリカ、ノース・ダコタ州のシェール・オイル

Pipe_line_2 アメリカ、ノース・ダコタ州の石油パイプ敷設現場

先週は、東京大学が南鳥島周辺の6000メートルを越す海底に大量のレアーアースが眠っていて、その量は現在の日本の消費量の200年分との情報を明らかにした。

又、本日(7月9日)の新聞発表では、佐渡ケ島の周辺、愛知県、渥美半島沖の周辺、秋田県沖に、大量のシェール・オイル(shale oil,頁岩油) )採掘がのぞめる資源が眠っている可能性が大きく報道された。

南鳥島の周辺海底、本州周辺のオイル資源の報道にしても、これら資源が利用できるようになるのは、恐らく数十年後の将来のことで、今の段階では、日本は、今まで通り輸入に頼らざるを得ない。

シェールオイルの採掘が出来るようになったのは、アメリカで”fracking technology”が考えられて以来のこととされている。

残念ながら、日本に於いては、未だ模索段階で、石油の発掘にはなっていないが、3月8日のN.Y.タイムスの報道によると、最近始まったシェール・オイルの発掘ブームで、これまで、最貧州の一つと考えられていたノース・ダコタ州(North Dakota)が、その産油量で、カリフォルニア州を抜いて、第三番目の石油産出州に名乗りをあげたことを正式に発表している。

シェール・オイルの採掘が始まったことで、ノース・ダコタ州は一気に失業率の指数が全米最低にまで下がったとされ(3.3%)、今秋の大統領選を控え、民主、共和両党の経済政策論点の重要なポイントとして取り上げられているとのことである。

ノース・ダコタ州のオイルブームは建築、土木建設等の他の産業をも刺激し、人口も増え、それに従って犯罪も増えているらしい。

カナダは早くから、サンド・オイルの産地として知られていたが、最近では、アメリカ同様、シャェ・オイルの産出で経済が急速に上向いているとのことである。

ノース・ダコタ州はカナダに近く、又、幸い国立公園(例えば、イエローストーン国立公園)から離れていることから、今後も石油パイプ・ラインの延長が続くことであろう。

アラスカ、テキサスに次いで、第3番目の石油産出州となったノース・ダコタは、これまでは、全米中第1の最貧州であったが、これで予期していなかった贈り物を得、人口の増加が期待されることになる。

アメリカが今後、石油輸出国に変身できるとは思わないが、ロシアの豊富な天然石油の存在、日本周辺の海底油田等を見るにつけ、これから北半球に地下資源の探査活動が続くのではないかと想像する。

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