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愛媛県今治「工房織座」

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四国には昔から面白い特産品が多い、中でも最も有名なのが「讃岐うどん」だが「今治のタオル」も名前だけは聞いて知っていた。

休業状態で眠っていた旧式の織機を利用して新しい産業に挑戦、見事に立ち直り、ファッションの業界に打って出る逞しい「工房織座」の模様が京都新聞の「8/22の記事」に見られた。(写真)

経済産業省の「JAPANブランド育成支援事業」に採択され、タオル生地製造の技術を生かし、全く違った方向“ファッション”業界に新しい生きる道を開拓した武田正和は、宮崎タオルに40年近く勤務、工場長まで出世したが、先代社長の死後、工場閉鎖となり一時武田さんは失職した。

その失意を独立→新地開拓の意欲に変え、旧式の織機の持つ稚拙な特徴を反対に「特色」として利用することを思い立ち、自宅の庭に「工房織座」を設立した。

そこで旧式織機の利点を生かし、世界で初めて実現したのは、なんともユーモラスな「たてよこよろけもじり織」、即ち、縦糸と横糸の双方が波状に“よろけ”て蛇行することで、平面なのに3次元の凹凸があるように見える独特の織り方⇒縦糸が横糸を縛る形で絡む「もじり織り」を考案、縁ち取りのないマフラーを開発、そこから特徴のある、ポンチョなど新鮮味のあふれる新しいファッションをつくりだした。

特殊な撚りをかけた糸で編むネック・オーマーにもなるニット・キャップも「工房織座」の特製。武田さんは“創造の幅は無限大”に広がると意気軒高。

要するに、武田氏の成功は、筆者の考えるところ、時代とともに変遷する志向やディマンドに付いていくには、現実を、少し目線を変えて考えると意外な可能性が見つかることを示唆している。

工場のそばにログハウスの店舗を構え、販売はネットでも応じられるシステムで、長女の武田英里子がデザイナー集団スプレッドと組んで展開する「ITO」ブランドの商品は数量限定で東京、大阪等にも卸している。

作戦は、常に品不足気味でやる方が値段も下がらず長続きすると云う哲学。この辺にこの工房の成功の秘密があり、これは低価格の外国商品を迎え撃つ日本の地場産業に大きなヒントとなるように思われる。

8月よりブロクにコメントを受け付けるように仕様を変更しました。文面右下の「コメント」をクリックしてください。 ショウチャン

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