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京都市one wayの勧め

Photo 大阪御堂筋

人口百万都市で、市中の主なアヴェニューを一方通行にしていない「街」は世界広しといえども、我が京都市くらいではないかと思っている。

ニューヨークは半世紀以上前に、隣の大阪市も恐らく今から40年前に中心のアヴェニューである御堂筋をも含め市内を一方通行にしたではないか?

ニューヨーク、東京、大阪等の、遥かに京都より大規模な都市がそんなに前に市内交通を一方通行にしたことには何かやむにやまれぬ事情があったとしか考えられない。

このことに就いて筆者は以前に一度ならず「警告」の意味で拙稿「ブログ」に書かせていただいた。

1019日の京都新聞記事「東大路通整備に賛否」の大見出しで、「渋滞悪化生活に影響」、「車道拡幅安全確保」を訴えている。

京都市の道路整備構想として、三条通り~東福寺交差点を対象として、歩道の拡幅と電柱の地下処理、公共交通を優先させる手段として車線の減少と他の幹線道路への誘導を試案中と説明がなされている。市民が毎日のように不便に感じている場所は何も「東大路」に限ったことではない。

京都とニューヨークは道路が碁盤状になっている。大都市交通構想での先輩格であるニューヨークの道路交通事情を克明に研究して、ニューヨーク市が何故そんなに早くから全市の道路を思い切って一方通行(one way)にしたのかを考える価値は充分にあると考える。

ニューヨークでタクシーに乗って目的地を告げると、先ずドライバーは道路のどちら側で降りるかを聞いてくる。

一方通行の場合、どちら側でも利用できるので、たとえ目的場所が反対側にあっても、乗客は横断歩道を渡る必要がなくなる。

一方通行であれば交差点での交通事故が減少することも知られている。

例えば、烏丸通りが北方向の一方通行で四条通りが西向きとすれば、四条烏丸を右折する場合、交差点近くで「右折レーン」に寄っていれば、運転手はただ左側だけ注意すればよい。

one wayを実施すれば道路を広く利用できることも明らかで、「バスのレーン、バス停」も片側なので、歩道や自転車道も広く取れて安全になることも世界では実証済みである。

京都生まれ、京都育ちの筆者であるが、京都市民のエゴイスティックな考えにはうんざりすることしばしばである。

公共の福祉を優先に考えれば、少々の不便に耐えることも必要ではないかと思う次第。

大阪都構想を掲げて関西の脱皮に力を注いでいる橋下大阪市長は、今迄では実現が難しいと思われていた、大阪市バスの民営化を推し進めて赤字行政の刷新に立ち向かっている。

京都に於いても、今までなおざりにされていた「全市一方通行」システムの導入で安全で住みやすい街への革新に取りかかっては如何かと思っている。

「窮すれば通ず」、困った場合こそ市民の叡知を束ねて陋習や偏見を打ち破り21世紀にふさわしい古都の再生に勇断を下して欲しい。

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