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[White Man's Burden]

Photo 以前のクラーク空軍基地

世界第二と第三の経済大国の間で「領土問題」がおこり、一触即発の空気であると云うニュースは意外と世界中の注意を引きつけている。

翻って考えると「尖閣諸島問題」は、19824月、イギリスとアルゼンチンの間で戦争にまで進展した「フォークランド問題」とは比較にならない程重大なインパクトを世界に及ぼす可能性を秘めているからだと思われる。

毎日新聞、105日付「金言」欄で編集委員:西川恵氏は、或るフランスの政治研究所の幹部の発言として、“中国の若者が暴走して日系スーパーや、日本レストランを荒らしたが、日本で同様の報復がなかったことは幸いであった”、又“昨年の震災で日本人は感嘆すべき自制心と、成熟度を世界に見せたが、今回でも同様の資質を見せた。これは他のアジア諸国を安心させ、地域の安定にとっても大事なことだと思う”と日本人の資質に敬意を表されたと述べ、続けて西川氏は、尖閣諸島問題での日本の抑制的な姿勢に信頼を寄せるアジア諸国は少なくないだろうが、日中対立の行方を注視していることも確かだとの意見である。

中国と南シナ海の島々の領有権問題を抱く国々は、日本が尖閣問題を中国と如何に対処するかの結果を注意深く見詰めている。もし、日本が中国の圧力に屈して引きさがることにでもなれば、将来、同じような境遇を彼等もたどることになりはしまいかと恐れが広がり問題がますます大きくなる懸念はぬぐい去れない。

アメリカの有力紙、Stars & StripesNew York Timesでは既に、6月の時点で、アメリカがフィリッピンに再び軍事基地を持てることになるように交渉中であると述べている。

前々回のブログで書いたように、フィリッピンとアメリカには19世紀末からの相互における苦い過去の問題が存在している関係から、アメリカも慎重な姿勢を貫いている。

しかし、最近の中国の攻勢には東南アジアも含め、共通の脅威を深めているので、フィリッピンとしても、アメリカの軍事援助を受けるためには“スービック海軍基地”、及び“クラーク空軍基地”の使用許可に踏み切らざるを得ないのではと考える。

既にオーストラリアとアメリカは“ダーウイン軍事基地”の使用で同意に達しており、中国封じ込めには、最後に、ロシアを如何にして取りこむかにかかっていると筆者は想像する。

ここで思いだすのは、昔から言い古された「Whiteman’s Burden」という白人間の諺じみた表現である。

これを云いだすと、誤解を招くきらいがあるが、米国、豪州が同じ目的で組むならば、それに露国が加わることは予想できない話ではなくなると感じるからである。

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