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クボタの耐震性水道管

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震度9を記録した昨年の東日本大震災で水道管破裂による断水事故を防いだと云う㈱クボタが開発した「耐震型ダクタイル鉄管」は現在世界中から注目されようとしている。

この水道管の特徴はダクタイル鋳鉄と云う粘りが強靭な材料にあると云われている。

耐震型ダクタイル鉄管はパイプとパイプの接合部(継ぎ手)が伸縮し、地震による地盤の変動を吸収する。

さらに大きな地盤の変動で、継ぎ手の可動域以上に管が動く場合、「抜け止めの機構が働くため管道の機能は維持される。

耐新型ダクタイル鉄管による管道は、それぞれが鎖のように激しく動いても外れないことから「鎖構造管路」と呼ばれる。即ち、管の継ぎ目が大地震による地下振動でも非常に外れにくい特製があることで注目されているのである。

地震多発地帯のアメリカ西海岸のロスアンゼルス市水道局も早速このクボタの水道管に着目「ZENEX」と呼ばれているこの特殊水道管を試験発注したと云われる。

1995年の神戸淡路大地震、昨年の東日本大震災で実力を見事に証明したのであるからこの「耐震性ダクタイル水道管」にとってはこれ以上の安全保証はあり得ない。

実はクボタは1974年(昭和49年)にこの技術の開発に成功しているとのこと。しかし16年の間に2度も発生した日本での大地震に断水を発生させず無傷の状態で給水を維持、多くの住民の命を救った「水道管」に世界が注目しないわけがない。

日本で新たに敷設される水道管の43%がクボタ製のものが使われるが、平成22年度調べではその普及率は未だ全体の1%程度らしい。

クボタでは今年1月にアメリカで実地に当社製ダクタイル鉄管「ZENEX」のデモンストレーション(写真)を行って受注を得たことを契機として、今後世界での採用の拡大に努力する意欲を見せている

環太平洋の互換貿易(TPP)が注目されているが、「環太平洋地域」こそ地震の巣窟のような地帯であるため今後、クボタの耐震性水道管技術はますます注目を集めるとの予感をもって眺めている。

写真:耐震型ダクタイル鉄管のつりさげ実験

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