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アメリカの人口構成と人種傾向

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本日(12/14)京都新聞が共同通信の報道として将来の白人種と有色人種の人口傾向を予測して、白人の数が30年後(2043年)に全国で過半数を割り込み、現在の63%から43%にまで減少、それに反してヒスパニック(中南米系)人口の割合31%に上昇して白人人口に迫ると予測、有権者の構成や労働市場、教育環境などでアメリカ合衆国社会に大きな変化をもたらすことを予測していると報じている。

2010年の国勢調査に基づいた最新の予測では、現在では3億人余りの総人口は2050年には4億人を突破し、60年には4億2千万に達することを示唆している。

カソリック教徒の多いヒスパニック系は高い出生率を誇り、現在では総人口に占める割合は17%に過ぎないが、2060年には31%に増えると予想、アジア系も現在の5%から8%に、黒人のそれも、13%から15%に増えると考えている。

人口増加が望めない白人種は、このままでは、現在の63%から43%になることで一種の恐怖感をもった予測をしているが、そこは移民王国のアメリカのこと、19世紀後半に行ったホームステッド法(Homestead Act)を復活させて、人種別人口比率の調整をさせること位は朝飯前ではないかと考える。

これは蛇足だが、2011年のニューヨーク・タイムズのAlmanac(暦)によると、女性の出産傾向としてシングルマザー(childless women)の増加傾向について、2006年度では、40から44歳までの女性の20%が子供を持たず、これは30年以前の2倍となっている。

2007年度では、170万人の子供が未婚の女性から生まれている、これは全国出産児の40%であったとし、2000年での未婚女性の出産は33.2%であったと付記している。

黒人の70.2%、先住民の64.6%、東洋人系の16.5%が未婚の母、それらの60.8%は24歳以下となっている。(295~296頁)

少しアメリカらしい参考資料は、白人対黒人のカップルの例として、夫が黒人で、妻が白人の件数が1960年では全国で25,000件であったが、2008年では、317,000件、反対に、妻が黒人で夫が白人の場合では、1960年、26,000件であったものが、2008年では164,000件とのこと、最近では、白人女性が黒人を好む傾向にあることが伺われるケース・スタディーとして興味深い。(298頁)

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