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「ゴールド・スター・マザース」

Img_0712" gold star mother's" banner

ドイツ、オーストリア、トルコ三国の攻勢に対して連合国(イギリス、フランス並びにロシアが反抗し、1914年 “Great War”(後にthe 1st world war)が勃発した。結果的にこの戦争で双方に900万人の損害が出たと云われる。

28代アメリカ大統領ウイルソン(Woodrow Wilson,1856~1924)は最初からこれに参戦する意思は無かったが、大西洋で多くの商船がドイツ海軍の潜水艦の攻撃で沈められ、自国民の生命に危機が迫ることになる理由で最終的に、ドイツに宣戦布告し大戦に参加した。(1917年)

そこで多くの兵隊たちが大西洋を渡って戦争に参加するにあたって,反対運動も起こったが、ウイルソン大統領は多くの傷病兵が帰国し、戦死者が増えるに従い、戦場に愛する子供達を送りだした母親達の希望を入れ、夫や息子を戦争に参加させた家族の各家の窓に、一人につき一つの青い星のバナーを掲げる運動をはじめることとした。

これを最初に提唱したのはグレース・ダーリング・セイボールド(Grace Darling Seibold) である。

戦争の勃発で、グレース・セイボールドの息子の、ジョージ・セイボールド(23)は空軍に参加する志願手続きを行った。

その頃、アメリカには空軍もなく、従って飛行機もなかったので、ジョージはカナダに送られ、イギリス空軍に配属された。

残念にも、ジョージ・セイボールドはフランス戦線で撃墜され、身柄も不明となった。

その後、母親グレースのたゆみなき運動の結果、1928年になって首都ワシントンに“アメリカン・ゴールドスター・マザース”連盟が結成された。

グレースの熱意は遂に、大統領婦人の心を動かし、翌年の1929年、ウイルソン大統領は議会の決議に基づいて500万ドルを拠出して“ゴールド・マザース”のため、ヨーロッパで戦死した家族の墓参旅行を挙行した。

これは国家の為に貴重な生命を差し出した母親の名誉を称えるために始まった運動で、戦死者には金色の星が与えられることになった。(写真)

その母親はゴールド・スター・マザー(Gold Star Mother)の名称で呼ばれるようになり、年に一度、9月の最後の日曜日が” Gold Star Mother’s Day”と呼ばれ、それは今でも続いていると聞く。

cf.American History,Oct.2012,pp.19

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