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ハッキリしない「脱原発」の定義

昨年の「東日本大震災」以後、“脱原発”と云う言葉が叫ばれ始めた。筆者はこの言葉自体が曖昧でハッキリと判らない。

特に衆議院選挙が迫るに従って“脱原発”が政治的スローガンとなりつつあるように思う。

“脱原発”とは、日本中にある原子力発電所を一斉に休止させることを指すのか、これらの発電所を一挙に失くしてしまう意見なのかがハッキリとしない。

福島発電所には六つの原子炉があったが、その中にも休止中で稼働していなかった炉もあったと聞いている。

事故後、菅直人首相は中部電力の「浜岡原発」をなにはともあれ止めろと叫んで首相命令でそれを実施した。

客観的に見て、この時の首相の行動はあまりにも短絡的で、権力誇示の行動であったと考える。これは、久しく騒がれていた「東海地震」を想定しての菅直人氏の短絡的で思慮に欠ける人気とりでしかなかった。

数ある原発の中で現在稼働しているものは、関西電力の大飯発電所の二基のみだと聞いているが、それが最近の新聞報道によると地震帯上にあるのではと疑問視されているにかかわらず稼働し続けていて、政府はそれについて何の行動も取っていない。

昨年の地震では、休止中の原子炉が大きな被害をだしていることが判ったにも関わらず、このことには世論は何の反応も示していない

このことは原子炉は動いていても止まっていても、存在すること自体「危険」ではないのかに疑問を覚える。

「卒原発」と云う意味はことさら判りにくい。

“何でも反対党”のそしりを受けた元の社会党、今回の衆議院選挙においても「何々反対」の言葉が行き交っているが、候補者達は「反対」を叫ぶ前にもっと建設的な意見で選挙を戦ってほしいと思う。

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