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「ヒスパニック・アメリカン」の将来

Photo メキシコ国旗

アメリカの昨年の国勢調査では、現在63%を占める白人人口が30年後には(2043)に過半数を割り込み、半世紀後には43%までになるに対し、中南米系(ヒスパニック/ラティノ)の割合が31%を占めるとの予想をしている。

ところが、ここで筆者が疑問視することは、1970年度の国勢調査の段階までメキシコ系、プエルトリコ系、キューバ系が、その他として区別されず、スペイン人の子孫として認められる場合、「白人」に含まれていた。

メキシコ系の中には、インディオ(原住民)系、スパニッシュ・メキシカンでは肌の色も風貌も全く異なり、chicano(チカノ)と呼ばれる種類は、メキシコ系アメリカ人として白人種に入れられる。

キューバ、プエルトリコ、西インド諸島の人種でも、全くのアフリカ系、アフリカ系と白人の混血(ムラトー)に分別され、後者の場合、肌の色(complexion

の度合いで白人の部類に包含される場合が多い。

メージャー・リーグの野球選手にも名前で判断して、西インド諸島系とわかるが、殆ど白黒のつけがたいプレーヤーも少なくない。

ヒスパニックと云う名称は、1930年代からメキシコ系アメリカ人の一部エリート間で、スペインの血筋・伝統と文化を表す表現として使用が頻繁になった。

ラテン系の人口が増えるに従って、80年代になり、上記の人種を代表する政治家、実業家が台頭、公民権運動、民族解放運動らの名を借りて、選挙の票固めに利用される傾向が強まった。

英語とスペイン語を駆使、教育の高い中産階級が、自らを積極的に自己のアイデンティティーとして“ヒスパニック”と自称する傾向が増えた。

それに対して、この現象を好まない立場を採る人達は(白人)、彼等をラティノスと云う軽蔑を含んだ名称で呼ぶことも多いことは事実だが、メキシコ系の人達は反対に、高圧的な態度をとるアメリカ人を“グリンゴ”(gringo)とやりかえす。

ラティノスの場合、明らかに南アメリカの何処かの人種とヨーロッパ系がミックスされた人種(混血)を指すのではないだろうか?

最近、黒人(ブラック)が勢いを得て、バラク・オバマが大統領を二期務める、アメリカ史上初めての現象が起きた。

従って、今後、「ヒスパニック」(ラティノス)系の大統領が出現することはそんなに遠い未来のことではないと思われる。

特に、メキシコ系住民が多く住む、カリフォルニア州では、ところによっては既に、小・中学校の授業がスペイン語の地区もあり、選挙人割り当て数の多い同州の大統領選挙に及ぼす影響が少なくない事を考えると、レテン系大統領の出現は確立大と思われると想像する。

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