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京都で最古の銀貨「無紋銀銭」出土

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1月6日、京都新聞、市民版で「無紋銀銭」(写真)一枚が左京区小倉町別当町遺跡発掘現場で発見されたとのニュースが出ていた。

この種のものは「富本銭」や「和銅開珎」よりも古い日本最古の貨幣と認められている。

一説には「日本書紀」天武天皇11年(683)の項に記されている銀銭が無紋銀銭と考えられ、飛鳥時代には存在したと言われているらしい。

大津市の崇福寺跡から舎利容器とともに出土している例から祭祀用に使われたとも言われていたこともあった。

今回出土した銀銭には「高志」及び「T] と読める記号が、たがねで刻み込まれていて謎を読んでいる。

この種のものは今まで、奈良県、滋賀県、大阪府、三重県で発見された例があるが、京都府での発見はこれが最初とのこと。

この銀銭は直径3センチ、厚さ約2ミリ、中央に穴がある円形で、重さは9.5グラム、銀の含有量95%とのこと。(近畿圏で、これまでに約130枚出土)

グーグルのウイキペディアでは「無紋銀銭」を日本最古、「私鋳銀銭」を地金価値取引用に使用されたのではとしている。

今までの例では今回の様に「高志」、「伴」、「大」の文字が刻まれていることを認めている。

中には、表面に銀片を貼り付けた例があり、これは重さを揃える目的でなされたと思われることから、目的が「地金価値取引用」の可能性大だと思える。

日本書紀によると”今より以後、必ず銅銭を用いよ、銀銭を用いることなかれ”と云うくだりがあるとのこと。

中央の穴は、そこに紐を通して持ち運んだものだろう?

T」の印の意味は不明だが、恐らく、製作者のイニシャルではないだろうか?

兎に角、貴重な考古学的発見と評したい。

この「無紋銀銭」は112日まで、上京区の京都市考古資料館にて展示されている。

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