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「ボーイング787」問題

Photo ボーイング787

アメリカが世界に誇るボーイング航空機製造会社の新鋭旅客機「ボーイング787」は当初から電気飛行機と呼ばれるごとく、電気の塊で、それを敢て宣伝材料の謳い文句として考えられてきたが、設計に手間どり、2007年に予定されていた、テスト・フライトが、2009年にまで引き延ばされ、ずれ込んでいた問題の多い機種であった。

この機種には、日本企業群がかなりの部分で携わっている関係から、期待も多く、全日空やJALが早くから発注、完成が期待されていた。

漸く完成機が配備され飛行が始まった。ところが再度に亘るトラブルを起こした結果、米連邦航空局は飛行中止を指示、トラブルの主な原因が日本製のバッテリーにあるとして、製造元のGSユアサに急遽立ち入り調査にやってきて、そのまま工場所在地の京都に居座って事故究明に賢明になっていると聞く。

GS ユアサは、フランスの軍需メーカー「タレス」の注文でボーイング社に製品を納入した、謂わば下請け会社である。ならば、ユアサの製品は京都にはなく、調査の対象は「タレス」社でないのだろうか?

「タレス」はボーイング社からの注文を受けて、ボーイング社が望んでいるB787のシステム全体を考慮して、GSユアサの製品がこれに最適と考え、受注に応じたことは論議の余地はないと考える。

ユアサ側で航空機向けの売上高は僅か数億円とのことで、こんな些細な事情で自社の名前が世界的に報道されることを快く思っていないことは明らかである。

ボーイング社は未だに、B787機のトラブルの原因が、バッテリーにあるのか、システム全体の設計ミスによるものか、がはっきりするまで飛行出来ない為に被害を受けるのは、これを発注した飛行機運用会社である。

この状態が長引けば大きな訴訟問題に発展するにとどまらず、アメリカの主幹産業にヒビが入り重大な国際問題に至るのではと危惧する。

少なくとも、受注を受け、顧客の仕様に従って生産、検査に通ったGSユアサ製品に関しては、京都ではなく、ボーイング社のある、アメリカ、シアトルの倉庫にて納品済みバッテリー検査すればことが足りるのではと筆者は考える。

少なくとも、ボーイング社」と{タレス社」は、機種787型のトータル設計を誤った事実を、下請けの子会社に”なすりつける”ような卑劣なことをせず、潔く自分たちの「非」を認めるべきである。

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