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リチャード3世の遺骨発見!

Photo                       リチャード3世

25日付京都新聞「英、大調査」として英国レスター大の考古学調査チームが中部レスターで発見された成人男性の遺骨をDNA鑑定、それが15世紀のイングランド王、リチャード3世と確認できたと発表したことを報じている。

リチャード三世(RICHARD III,1452-1485)は、エドワード四世( 1442-83)の弟。エドワード4世がだらしない人物で、好色漢で、人妻や未亡人を手当たり次第に誘惑、しまいには、一族の宿敵とされていた、ランカスター家の女子を妻に迎えたことで家族に不和が生じた。

リチャードの上の兄、ジョージは、エドワードに逆らったとして、反逆罪で捕らえられ、ロンドン塔で獄死している。

兄のエドワード4世が41才の若さで急死、続いて息子のエドワード5世が13才で王位を継承したが、僅か2ヶ月で退位、その弟、リチャードと共に、叔父、グロスター公、リチャードによってロンドン塔に幽閉され王位を剥奪されてしまったと伝承されている。

このグロスター公こそが今回遺骨で回収されたリチャード3世である。

シェクスピアーの戯曲「リチャード 3世」では、自分の甥2人を殺して王位を簒奪した醜い人物として描かれている。

背が低く、背骨が湾曲して、常に足を引きずって、性格が残忍、且、陰湿であったことが強調されているが、事実の程は判らない。

しかし、話しとして、リチャード3世によって抹殺されたと云われるエドワード5世とヨーク公リチャードの若い2人の遺体は200年後の1674年、ロンドン塔内で見つかったとの報告があることは確かである。

問題のリチャード3世は即位後、2年(1485年)、テューダー家を相手にした「ボズワースの戦い」で戦死した。

リチャード3世を破ったヘンリー7世は、ランカスター家の血を引くものとして即位を宣言、エドワード4世の娘を妃とした。

このヘンリー7世を継いだのが、有名なヘンリー8世、その娘がエリザベス1世である。

前述のようにシェクスピアー戯曲で有名なリチャード3世であったが、その埋葬場所は謎であった。

遺骨は駐車場の地下から発掘されたが、BBC放送によると、英政府は確認を受け、レスター大聖堂に埋葬し直す方針と云う。

遺骨は歴史資料が伝える通り、背骨が曲がっていた。

その背骨に矢が刺さり、頭蓋には刀によると見られる損傷があり、戦闘で死亡したことも確認された。

レスター大の考古学チームはこの遺骨をDNA鑑定を行い、リチャード3世の姉の子孫である、カナダに住む家具職人(名前は伏せられている)を探し出して調べたところ、今回発見されたものと合致したと発表した。

遺伝子判定が如何に正確なものかは知らないが、これが正しいものであれば、今回の発掘結果はイギリス歴史上非常に重大な発見と看做されるべきである。

こんな事件が日本で起こればどんな反響を呼ぶか?又、宮内庁がどのような対応を行うか知りたいものである。

(参考書:英米史辞典(研究社)、「イギリス史重要人物101」新書館、「ヨーロッパ王室がよくわかる本」PHP文庫等)

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