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明治維新関係の重要資料大量出現?

Img_0880 西郷隆盛書簡

広島県にある、或る、宗教団体の美術館「海の見える美術館」が購入して20年もの間、そのまま保管されていた岩倉具視書簡集が発見されて関係者の注目を集めている。

これは、2009年3月7日、日経新聞が「岩倉具視宛書簡大量発見」の見出しで発表されてから関係者の注目が集まっている。

明治政府の最高指導者の一人、岩倉具視(ⅰ825-83年)に宛でて、西郷や大久保、伊藤らの明治の元勳と呼ばれる有名人らが送った書簡や、見書、それに、岩倉自身の草稿類が美術館で購入され、その後20年程未整理で保存されていたものが、ようやく研究され出したとのこと。

三沢純熊本大準教授、藤井譲冶京大教授、佐々木克奈良大学教授らの立ち会いでその存在が判明したと云う。

是までに明治維新当時の文書類は出尽くしたと考えられていただけに、これら千数百点もの新資料の発見は見逃せない出来事である。

文芸春秋社発行の永井路子氏の「岩倉具視」が2008年3月に発行になって筆者も興味をもって通読したが、永井氏の著書の発刊後、丁度一年も経つかたたないかの時期に、具視にかかわる文書が出現したことになる。

その古文書の内容や如何に?

永井氏にしてもさぞかし興味をもってその結果を見守っていられることと思う次第である。

前述の三沢準教授らが昨年から3年計画で調査を開始し、その見聞によると全部で1700の書簡類の略8割が全くの新出史料とのこと、歴史家にとって、さぞや興味津々なのではないだろうか?

上記書簡類は具視が明治元年(1868)から同15年(1883)迄、東京で受理したと見られるが、その内、伊藤博文よりのもの68通、岩倉自身の草稿128通、三条実美のもの420通と報道されており、すでに知られている大久保利通の手紙の原本とされる129通が確認されたと云われている。

西郷隆盛(吉之助)と署名された書簡(写真)も今まで未知のもので、彼が戊辰戦争について報告したもの、政府に追加の貨幣鋳造を求めている文書も見受けられ、明治初年頃の貴重な文献が揃っていると思われる。

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