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宮内庁はもっと庶民に目を向けよ!

若いころの思い出で、昔、京都二条城を「二条離宮」と呼んでいたのではと思ったので「離宮」についてサーチエンジンで調べたところ果たして、その通りであった。

ついでに我が国の昔からの皇室の「離宮」を調べてみたところ下記のことが判った。

ディフィニションとして、離宮とは、一般に王族、皇室等が居住するために造られた宮殿(皇居)とは別の敷地に建設されるもの。それには避暑、避寒、静養に建てられるものもある。これは我が国の場合、「那須ご用邸」「葉山ご用邸」等がこれにあたると考えられる。

もう少し詳しく限定すると、小規模のものは「ご用邸」、規模の大きい場合は「離宮」或いは「後院」と呼ばれたとある。

かって存在した離宮:

赤坂離宮は明治⇒大正に、今でいう東宮御所として建造され今では迎賓館となっている。

霞関離宮:(現在の国会前庭地区)旧有栖川宮邸、大正時代、昭和天皇の東宮仮御所として用いられたが、1945年の東京大空襲で被爆炎上。

芝離宮:旧芝離宮恩賜庭園(東京港区)

鳥羽離宮:12世紀から14世紀に使用された。(京都市)消滅

名古屋離宮:名古屋城のこと。(名古屋市)

二条離宮:二条城(京都市)

函根(箱根)離宮:現在の神奈川県立恩賜箱根公園(神奈川県)

浜離宮:現在の浜離宮恩賜公園(東京都)

武庫離宮:現在の須磨離宮公園(神戸市)

吉野離宮:(宮滝遺跡)飛鳥時代の離宮(奈良県吉野町)消滅

以上10ヵ所が皇室に関係のあった「離宮」であったが、今では、それぞれ国民に開放され利用されている。

戦後、主権在民の世に変わっても依然として宮内庁の都合で国民のためになっていない離宮がある。

それが京都に残る「桂離宮」と「修学院離宮」である。

筆者は京都の住人だが、上記の二か所の離宮が何故「恩賜の離宮公園」として解放されていないのか全く判らない。

イギリスではエリザベス女王自らが皇室費用削減の目的で我が国で云う皇居である「バッキンハム・パレス」を日時を限ってでもロンドンの観光客に有料で開放までして国の財政に負担のかからないように皇室自身が協力していると聞く。

京都市民として、京都御所は別としても、世界の名庭園と称される「桂離宮」と「修学院離宮」は是非とも観光客がたとえ有料としても、自由に訪れることのできる場所として開放して欲しい。

それらが京都市に下賜され、観光客に利用できるようになれば、京都市の財政にとって喜ばしいことだけではなく、宮内庁及び皇室の費用に大いに貢献すること間違いなしと思われる。

何かにつけ問題の多い宮内庁、どうか国民の目線で国の為になることを考えてほしいものである。

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