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極東のジブラルタル「対馬」

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1861年(文久元年)2月3日、ロシア軍艦ポサドニック号、突如として対馬に来航、停泊許可を対馬藩に求めた。 

次いで、無断上陸を敢行、基地の為の造成を始めたため、幕府勘定奉行は小栗忠順らを派遣し交渉を始めたが、ロシア側の強硬姿勢に遭い難行、結果的にはイギリスに依頼して、ロシアの譲歩をとりつけ難を逃れた。

我々はこの、所謂「対馬事件」を決して忘れてはならない。 

この時の外国奉行(外務大臣?)“キレ者”との評判だった人物、この問題では全くの無能力で、交渉の途中で任務を放棄して江戸の戻り、再度の派遣命令にも病気を理由にして辞職したことが知られている。

結局、幕府はイギリスの仲介を仰ぐこととなり、イギリス外交官、ラザフォード・オルコック(Sir Ratherford Alcock,1809~1897)が見事に解決を果たし、それで日本は九死に一生を得た。

その頃、国内は未だ鎖国中で平和な中でも、井伊大老が桜田門外で襲われ、国中が騒がしい頃であった。

ペリーの来航以来、国中が世界に目を向け始めたと言っても、日本周辺の防備には未だ注意が行き届かず、危機感に乏しい頃、突然に勃発した事件であった。 

我々は、その頃何故ロシアが対馬を重要視していたかを考慮に入れる必要がある。

対馬を「東洋のジブラルタル」と呼ぶ学者もいる程で、なるほど見る角度によっては、その云わんとすることが納得できる。(地図参照)

これは朝鮮半島南端と九州との略中間地点にあり、面積、約38.7平方キロ、世界では第60位、日本では第7位に当るかなり大きな島であることが判る。

現在、対馬には標高97mの白連江山の頂を切り開いて出来た滑走路1900mの「対馬やまねこ空港」がある。

ここには全日空が就航していて、ボーイング737型機も着陸可能である。その他、韓国からは「コリア・エクスプレス」が国際チャーター便を就航させている。

対馬全体でみると、山岳地帯が多く、気候的にも決して恵まれているとは考えにくい。又、ツシマヤマネコや貴重な天然記念物も存在しているので、これらを無視して大々的な開発を始めると、地元や、新派的ジャーナリスト等から批判される可能性大である。

しかしながら、最近の韓国世論を聞いていると、この島が本来は韓国領土であるべきとの思想が起こっており、このまま放置すると第二の竹島になりかねないと思われる。

これは日本国政府の決断次第だが、自然保護を優先して、軍事、戦略的な考慮を放棄するか、又、国民の世論をくみ取って、再び「第二の竹島」をつくらない為に、地中海のジブラルタルのような、対馬海峡に軍事的防衛施設を置いて、国家防衛の為の利用に踏み切るかをなるべく早い時点で決定すべきと考える。

尖閣諸島問題も、これまでの日本政府の煮え切らない、所謂「事なかれ主義」のため国際問題を引き起こしているが、少なくとも対馬に関しては立派な自国の領土である、これの処置に関しては外国からの干渉への考慮は不要。

此の際、沖縄の問題をも含めて、日米安保の延長線上で検討しても良いのではと考える次第である。

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