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戦略的要衝「対馬}に注目!

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対馬は日本の九州の北方玄界灘にあり、長崎県に属する島で、日本では第10番目に大きい島である。

 

 

 

その名称からも何かに対峙すると云う意味をもち、それはあたかも朝鮮半島の前で日本の防衛を担っている 感がある。

 

 

 

実際にはその周辺には100程の属島が存在するが、これらをまとめて対馬と呼ばれている。

 

 

 

1861年(万延2年)ロシア軍艦ポサドニック号が対馬にきて停泊許可を対馬藩に求めた。ところが、藩からの許可が降りるまでに彼らは島に無断で上陸をはじめ軍事基地を設営する動きが見られたため、幕府は勘定奉行小栗忠順を派遣退去を要請したがロシア側がその要請に応じる気配を見せなかったため、1859年来駐在していたイギリス総領事のラザフォード・オールコックに対して幕府が仲介を要請して最終的に事なきを得ることとなった。*Sir Rutherford Alcock, 1809-1897

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対馬を地図上で見れば、その位置関係から戦略的にその重要性が一目で判断できる。従って、その頃からロシアに限らず西洋列強はアジアの制覇の中心と考え、特にロシアの場合、一見ポサドニック号の単独行動のように見えるが、これは明らかに本国からの指令を受けての侵略行動であったと筆者は考える。

 

 

 

今では単に「対馬事件」と軽く小事件として忘却の彼方におしやられているが、この時、もしイギリス総領事の仲立ちが無かったならば対馬はそれ以後、ロシア領土となり、朝鮮半島以北への我が国の進出の機会は失われたと思ってもよい。

 

 

 

8月29日付け産経新聞では絶滅危惧種「ツシマヤマネコ」が生息する長崎県対馬市の約269m2の森林地が競売に付されることが決まり、これに外国からの業者の問い合わせが多く寄せられていると報じている。

 

 

 

対馬はこれまでから韓国人の来訪が盛んで、すでに多くの土地が韓国人名義になって、韓国人の観光の名所の一つとなって久しい。

 

 

 

第二次大戦後、韓国初代大統領の李承晩は占領軍司令官マッカサーに対して日本をとりまく海域の漁業権を問題として、所謂「李承晩ライイン」を主張して、その中で竹島や対馬に対する韓国領土宣言を主張した。

 

 

 

これは、ロシアの北海道の割譲主張同様、アメリカが排除したことで事なきを得ている。

 

韓国や中国が最近問題にしだした“過去の歴史問題”は自国の為にのみ有利になる歴史問題であって、例えば前述の対馬が江戸時代の末にロシア領となってしまっていたならば現在はどのように変化したかと云う配慮はしていない。

 

 

 

朝鮮半島がロシアに併合されていた方が今の韓国にとって喜ばしいと考えている韓国人達がいるとすれば、それは今まで通ったことのない「道」に対する夢のような夢でしかない。

 

 

 

翻って我が国の何割の国民が対馬の存在の戦略的重要性を認識しているのだろうか?

 

戦後の教育は徹底して平和主義に基づいた内向きの事のみに重きを置いて、海外からの不法な抑圧がある場合にでも「非武装中立」に徹するように教え込んできた結果、今になって「外圧」を如何に排除するかに苦慮しなければ明日の日本が危険にさらされると思いだし国家の武装に気付き始めた。

 

 

 

対馬の問題に帰れば、そこに絶滅危惧種のツシマヤマネコが生息するからではなく、これが第二の「竹島」にならないように国民全体の問題として、この防衛に注目し続けるべきと考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真:初代英国駐日総領事オールコック

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