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元紅衛兵の謝罪と反省の会

Tiananmen011


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「毛沢東と宋氏」於天安門(写真)

1月13日付の新京報は宋彬彬氏ら、元紅衛兵約20人は、北京師範大学付属高校に集合し、文革中に紅衛兵の暴行を受け死亡した同校の元副校長、卞仲転氏の銅像に黙とう、懺悔したことを報じた。(産経)

 

宋彬彬は中国共産党軍の長老、宋任窮大将の二女で、文革が始まった直後に紅衛兵組織を作り、教師を攻撃する壁新聞を校内に張り出した張本人。それで副校長を毛沢東思想に反対した人物と認定し、1966年8月5日、無残にも撲殺した。

 

その後、これを契機として、中国各地で紅衛兵によるインテリ層の迫害が始まった。

 

新京報は13日、宗彬彬氏が北京の天安門楼上で毛沢東と会見、紅衛兵の腕章を毛氏に直接つけた歴史的な写真を公表した。(部分写真参照)

 

これは一に、毛沢東が文革運動を奨励し、自分も紅衛兵の一員とし、同運動を推進したと云う証拠写真で、これに対し、今後、中国共産党幹部、特に、習近平代表が如何に答えるかに注目が集まるのではと思われる。

 

21世紀に生を受けたような若年層にとって「紅衛兵」についての認識のない人口が増えつつあるとき、文革で一億人近い同胞が不運な運命に遭遇、又は惨殺された事実を支援こそすれ反対姿勢を鮮明にしなかった軍部及び指導相はどのように答えるのであろうか?

 

紅衛兵のリーダー格宋彬彬氏は天安門上で毛沢東に紅衛兵の腕章をつけ、約半世紀が経過したが、「文革」終了後、渡米、MITで博士号を取得し、考えを変えて、自己の犯罪について、“今、謝罪しないと今後永遠に謝れない”との思い、この度北京に 帰って「文革を反省する会」を開いて過去を反省、謝罪した。

 

これは最近、習近平政権が毛沢東を模倣した政治運動を進めていることを気遣い、「文革」の再来を阻止するべく行った行為は命を賭した勇気ある行動と特記すべきと考える。

 

この「文革」は革命と呼ぶにはあまりにも低俗で、革命ではなく「文化破壊」と「殺戮」に終始したもので、世界中の識者から毛沢東の呪縛から抜け出せない中国共産党に疑問が投げかけられている理由はそこにある。

 

「文革」の幕引きは毛夫人と3名の処刑で終わったと云われているが、文頭に述べたように、それならば何故、毛氏の肖像が天安門に揚がっているかを指導者が説明、国の現状と過去の関係が語られなければならない。

 

紅衛兵が潔く過去の反省をしたが、それに対して国家の言い分を聞かなければ世界は納得しない。

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